5月21日の読売新聞の記事です。
新潟市のある中学校で、昨年度から始った、年8回ある「弁当の日」の記事でした。
うまみ調味料入りの出来合いのだしを使うのをやめ、カツオ節や昆布、煮干からとるようにしたところ、生徒から「給食がまずくなった」と反応があったそうです。
生徒の食生活を調べたところ、「既存製品への依存度か高く、子供の舌が添加物入りの料理に慣れていた」ことが分ったのです。
その対策として、この「弁当の日」を始めたのだそうです。
「弁当の日」の提唱者竹下和男先生の講演を6・7年ほど前に聞くチャンスがありました。
その内容は、「弁当の日」をどのようにして始めたのか!
教育委員会や保護者・教職員の反応。
子供たちの奮闘ぶり。
高学年の「お弁当の日」を見ている低学年の児童たちが、自分たちの「お弁当の日」を心待ちにしている事など、興味深いお話でした。
その頃は、まだ全国には広まっていませんでしたが、今では全国小学校から大学まで、計585校がこの「弁当の日」に取り組んでいるそうです。
竹下先生は、母校の小学校の校長だった2001年に実践を始められました。
「弁当を作ることで、親子の会話が増えて良かったという声を聞くようになった。食を通して家族のあり方も見直してもらいたい」とおっしゃっています。
竹下先生の著書を紹介しておきます。興味のある方は目を通してみてはいかがでしょうか…
“弁当の日”がやってきた―子ども・親・地域が育つ香川・滝宮小の「食育」実践記 (シリーズ・子どもの時間)
- 作者: 竹下和男,香川県綾南町立滝宮小学校
- 出版社/メーカー: 自然食通信社
- 発売日: 2003/09/01
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始めませんか子どもがつくる「弁当の日」―鎌田實対談竹下和男 (シリーズ・子どもの時間 5)
- 作者: 鎌田實,竹下和男
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台所に立つ子どもたち―“弁当の日”からはじまる「くらしの時間」 香川・国分寺中学校の食育 (シリーズ・子どもの時間)
- 作者: 竹下和男,香川県高松市立国分寺中学校
- 出版社/メーカー: 自然食通信社
- 発売日: 2006/05/01
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