『レッツゴー・ばーさん！』

最近、この本読みました。
スイスイ〜〜と読める内容なので、4時間程度？で読めたかも・・・
私にしては早いほう。

レッツゴー・ばーさん! (単行本)

目次からして興味津々(*^^)v

• ばーさん・ビギニング
• 記憶力減退、上等だい
• ケガなき余生の送り方
• 砂漠化するわたし
• アンドロイド化するわたし(ただし中古です)
• 加齢臭に蓋はできない
• 身を任せたい医者は、白馬に乗った王子様か？
• 老化は痛くない！痛くなる人は、若い時からのツケが回っているのだぞ。
• しまった！プレばーさんはまだ、ばーさんではないのだ！
• お楽しみはこれからだ。人生を綺麗に生き尽くせるか、勝負のばあさんタイム。

文子は近頃、身体の声が聞こえるようになった。
あー、消化するの、きっついわー、と胃がうめく。
そっちはまだいいほうよ。と、腸が愚痴る。栄養を吸収、廃棄物を処理って、大仕事なのよ。腸壁の弾力だって落ちてるんだからね。
肝臓も、堪忍袋の緒を切った。今まで黙って耐えてやっていたのをいいことに、アルコールだの食品添加物だの、解毒キャパ考えずに取り込みやがって。排泄しきれないゴミがたまり、脂肪もべっとりついて、重くてしょうがないんだよ。
こっちだってヘロヘロよと、心臓も怒り心頭。いつまでも規則正しく拍動していると思ったら、大間違いよ。血液どろどろにしまくっといて、あとはよろしく、なんて、そんな態度でいいと思っていたら、バチが当たるからね！
このように、内臓は総じて、とっても怒っている。
大体、あんたは脳、脳、脳って、脳のことばかり気にして、おエライさん扱いして、脳の老化を防げば老け込まないと思ってるんでようけど、違うからね！
脳なんか、後回しでいいのよ。血液と内臓よ、あんたらを生かしてやってるのは。その証拠に、脳が半分しか働いてない大バカ者でも、内臓が大丈夫なら生きているでしょうが。
わたしらは、脳の部下じゃなんだよ。内臓こそが、脳を動かす原動力なんだからね！
このような内臓の怒りの声が聞こえるようになるのも、老化現象。でも、これは老化のいい点だと、文子は考えている。