今日9月9日は『菊の節句,重陽の節句』
あまり馴染みのないお節句ですが・・・
奇数は陽の数であり、陽数の極である9が重なることから「重陽」と呼ばれます。
陽の極が2つ重なることからたいへんめでたい日とされ、邪気を払い長寿を願って、菊の花をかざったり酒を酌み交わして祝ったりしていました。
玄関に菊の花を飾ろうと思いました(^^♪
以前マイブームとして、紹介した百田作品。
今回はこれ!
図書館で予約して読みました。
予約後2週間ほどで手元に届きました。
この本、600ページほどあり、私にとっては長編です。
今まで読んだ百田作品の中では一番の長編。*1
飽きずに最後まで読めるかな??と一抹の不安を抱きながら図書館で受け取った時、係りの方に言われました。
「この本読んだら、他の百田作品は読まなくてもいい」
どういう意味で言われたのか?定かではないのですが…
代表作品という意味?
それとも強烈な作品と言う意味??
そんな風に思いながら、10日ほどかかって読破です。
- 作者: 百田尚樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/07/15
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前半はテンポよく進んでいく場面が少ない上に聞きなれない言葉(戦闘関係の単語とか)が頻繁にあり、分からないままに読み進めて行きました。
当然の事ですがクライマックスは最終に近い1/4ぐらいからでしょうか…
ドキドキしたり、号泣したり…
涙なしでは読めない、違った意味での感動のエピローグもありでした。
戦後60年以上経った今、その頃のゼロ戦に関わっていた若者達が持っていた愛国心・家族愛があったから今の日本があるのだなっ!感動です。
もちろんこれは小説なので、このお話が実際にあったわけではないのですが、似たような事実はたくさんあったはずです。
どんなに困難な闘いでも、生きて帰れるという一縷の望みはあるはず、しかし特攻で出撃したからにはイコール死のみ!!!
志願した若者のみが特攻隊になったと言われていますが、やっぱり真実は違うのだと感じました。
特攻は拒否できない命令だったのです。遺書も上官の検閲もあり、また残った家族に心配をかけまいという心遣いから、自身の希望で特攻隊員になったという内容になっています。
しかし、真実は生き延びて故郷に家族の元に帰りたかったのです。
二十歳前後の若くて優秀な多くの青年が無残に散っていったのです。
来年(2013年)映画で公開されるようです。その前に原作が読めて良かったと思いました。
出来れば映画も観たい。映画用に脚色された点もありそうだし・・・
楽しみです♪
次に予約しているのはこれ♪
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*1:全作品の中にはもっと大作の長編は他に何冊もあるようです