★のほほん田舎暮らし!★

自作のパンやケーキのメモと日々の何気ない小さなことを書いてます。

701号酵母パン

明日は『霞始靆』(かすみはじめてたなびく)

少しは春っぽくなってきた雪国!



先日ヤットコサットコで作ったパン!


毎年この時期入手する701号酵母を使ってのパン。
もう、10回程度は使っているが、納得のいくパンになったことがない(;´・ω・)
この酵母を使ったパンの参考文献が一切なく、毎回実験気分!!
ただ、今まで何度も作っては失敗を繰り返し、その失敗の中で分かったことがある。
それは、【パン作りに使うドライイーストと同じように考えてはいけない!!】・・・ということ。


ドライイーストは、簡単に発酵し失敗の確率が少ないパン用にできた酵母
最初に701号酵母を使った時、全く発酵しなくて生地を廃棄処分にするつもりでいた。
部屋の片隅に放置状態で、3日目に廃棄するため覗いたら・・・ナント発酵が始まっていたのだ。
そこでようやく、発酵に時間のかかる酵母だと気づく。
その後も挑戦を続けて、パンの発酵に最適とされる40度の温度で発酵を促すこと数年。
今年は今回で2度目。
今年の1回目は、もちろん最初のころよりずっとマシなパンが出来ていた。
しかし、出来上がりに今一つ納得がいかない(-_-;)
      
       ↑(*今年1回目の701号酵母パン・窯伸びが悪い)

酵母は後2本残っている!今年は是非納得のいくパンを作りたい!
1度でいいから…と思っていた。



そんな時、突撃で10歳下の東京の従弟がやってきた。
この多忙な時期に泊り客(-"-) 
今まで冬の泊り客は皆無。親戚一同繁忙期だと知っているから。
それを知っていながら来るという。
姫路に2日間の出張があり、中1日空いての2日間ということらしい。
ショウガナイな〜〜ということで2泊のお泊りだった。
その従弟、仕事中化学薬品を取り扱うことが多々あるようで、酵母パンのことを根掘り葉掘り聞いてくる。
その話題なら、私も喜んで相手をします。
その会話中に指摘されたのが、【701号酵母の最適発酵温度はパンのイーストよりもっと低いのでは???】


今までこの酵母では、発酵が全然進まなくて、焦って温度を高めの40度から45度の設定にしていた。
私のオーブン機能には発酵温度は、30度から5度間隔で45度まで設定できる。
そこで、今回は最低温度の30度をON&OFFの繰り返しで、挑戦してみた。
    
    ↑こね終了18:00から翌日朝6:00一次発酵終了(暖房のない部屋に12時間放置)
    
    ↑一次発酵終了後のフィンガテスト 6:00
    
    ↑ベンチタイム(暖房の部屋に6:00〜11:00まで放置)
    
    ↑二次発酵(30度でON&OFFを繰り返す 11:10〜14:00)

    
    ↑焼成完了(180度で20分)  こね始めから焼き上がりまで、45時間かかった( ̄▽ ̄;)

    
    ↑窯伸びも良くて、納得!
    
    ↑美味しいパン!♪!♪・・・というわけではないが、パンとしては良い出来だったと思う。




今までずっと失敗続きで、毎回この酵母どうしよう??って悩んでいたけど、これでやっとコツを掴んだ気がする。
しかし、少々遅かりし由良之助 ・・・ この酵母は後1本のみ!!