★のほほん田舎暮らし!★

自作のパンやケーキのメモと日々の何気ない小さなことを書いてます。

へぇ〜〜っ!!@@て思ったこと。

引き続き読んでました百田さん。
先日読み終えたのが…

百田作品唯一の時代物。
見慣れない漢字・名前や言い回しが馴染みにくくて、後回しになっていました。
でも、ストーリーは少年から壮年へと時間が経過していく中で、二人の武士の深い深い真実の友情…
そんな物語でした。
完読してから、この本のタイトルである『影法師』を深く納得。





この本の途中に、 「へ〜〜〜ぇ!!!!」Σ(゜Д゜*)ソウナンダ!!
…って、ちょっと新発見した箇所がありました。

二人の武士(主人公と上司)の会話の中で…

「戸田は、一反で、人ひとりが一年に食う米が穫れることは知っているか」
「たしか一反でおよそ一石と聞いております」
「その通りだ。一反は三百歩、つまり三百坪だが、その昔は三百六十歩だった。かつては一石の米を穫るのには、それだけの土地が必要だったのだな」
「すると、昔は一坪の土地で、一日分の米が収穫できたということですね」
「そういうことだな。これは偶然ではなかろう。おそらく人が一日に食べる米が穫れる土地の大きさを一坪と定めたのではないかな。そしてほぼ一年にあたる三百六十日分の米が穫れる土地を一反としたのだろう。つまり坪とか反とかいうのは、実はすべて米作りからできた尺度だったのだな」


田んぼや畑(土地)の面積の単位で「反」とか「坪」とか、聞きなれた単位ですが、どのくらいの広さなのかサッパリ知りませんでした。
「○○ヘクタール」と聞いても想像し辛く><



日本特有の単位【反・坪・歩・石etc】は、昔米を基準に作られてたのを知って「目からうろこ」でした。
私だけかな・・・(゚ω゚;A)
皆さんはご存知なんですよね?



ちなみに『歴史のおもしろ話』と言うところに、こんな風に書いて有りました。

・・・よく大名の大きさを表すのに石高が使われます。この石高は量を表す単位で、米一石は人がほぼ一年に食べる量です。従って例えば、加賀100万石では100万人の人を養うことができるということになります。

また、土地の広さで、坪 反(タン)という単位があります。一反は人が一年間に食べる米を生産できる土地の広さ、一坪は人が一日に食べる米を生産できる土地の広さです。従って一反は360坪(1年は365日、約360日)ということになります。単純に1石=一反とはいかないようですが、このように数値をみると歴史が身近になってきます。

なを、一反=360坪は律令で決められたものですが、太閤検地で生産量も向上したので一反は300坪に改定になったそうです。

また石の下の単位で斗、升、合があります。斗は一斗樽、升は一升瓶、合は五合桝など現在でも使われています。一石=10斗=100升=1000合となります。これで計算すると1日2.7合の米を食べることになりますが、まあまあ妥当かなという気がします。