★のほほん田舎暮らし!★

自作のパンやケーキのメモと日々の何気ない小さなことを書いてます。

  わんランク上の老犬生活ー2ー


よそからいただいた古新聞をゴテゴテしていたら、2008/4/8付けの『山陽新聞』にこんな記事が載っていました。
切り抜いて保存したいのですが、新聞がボロボロの上に汚れているのです。

自分のメモ代わりにここに記入しておきます♪

ワンちゃんを飼っている方には、少しは参考になるかもしれませんねぇ〜〜



 犬の「厄年」



小型犬や中型犬は、7歳、10歳、13歳の年齢を境に、さまざまな老いの症状が出てくることが多いようです。
犬の「厄年」と言ってもよいかもしれません。


7歳までは、病気知らずで暮らす犬も多いでしょう。
しかし、この年齢になれば、シニア犬生活の始まりです。
元気そうに見えても、心臓や腎臓、肝臓機能などの低下が見られるようになります。


人の中年太りと同じように、肥満にも要注意の年齢です。
基礎代謝が低下し、エネルギー消費が少なくなるためで、餌の量を増やしてないのに、体重が増えることがあるからです。


肥満は骨や関節へ悪い影響を与えます。 
そろそろカロリー控えめのシニア用フードを使うことも考えてください。


10歳。
まだまだ現役!と思いがちですが、あちこちにガタがきて、体の到る所に老化の症状が表れるころです。


例えば、餌の食い付きが悪くなったり、トボトボと歩くようになったりと、見た目にも老化が分るようになります。


13歳は体力の衰えと、気力の低下、認知症が心配になる年齢です。
認知症は柴犬などの日本犬や屋外飼育の犬、留守番の多い犬に多く見られます。
症状としては徘徊や夜鳴きが見られます。


サプリメントを与えるなどの対策もありますが、シニア犬の認知症の治療は奥が深く、老犬管理に詳しい獣医師に相談するのがベストです。


最近、本当に街で多くの老犬を見掛けます。
でも、いつも気になるのは「歳だからなー、仕方ないよ」と言う飼い主さんの言葉です。
本当に、その一言で済ませてもよいのでしょうか?


飼い主さんが「高齢になった」と感じる愛犬の動きは、すべて老化現象が原因とは限りません。
腰や関節が痛くて歩けない場合もあります。
夜鳴きも、認知症ではなく、寂しいから鳴いている場合など、心の問題が原因のこともあります。


「老化の症状」=「年のせい」と簡単に決め付けると、病気のサインを見逃す危険があります。


厄年を無事に乗り越えられるように、飼い主はシニア犬がかかりやすい病気について知っておく必要があります。
次回からは個別の病気について解説します。

(若山正之・獣医師)